揚げ物のススメ、揚げ物ができると料理の幅が想像以上に広がります。

揚げ物のススメ、揚げ物ができると料理の幅が想像以上に広がります。

揚げ物のススメ、といっても今回は食べるほうではなくて、作る方、料理のお話です。

実は、私は食べることも大好きですが、作ることも大好き。料理が趣味です。週末の家族のご飯は私が担当しています。料理の分野を問わず、書籍やネットでレシピを探しては作ってみたり、ときにはアレンジを加えたり、様々なものに挑戦しています。

そんな私の揚げ物論、などといえばちょっと大げさですが、自宅で揚げ物をしない、という方にも、ぜひ挑戦してもらいたい、そういう思いで綴っています。

初めての揚げ物は、野菜の素揚げ。

いきなり、なぜこんなことを書くかというと、周囲の方の話を聞いてみると、自宅で揚げ物をしないという方が非常に多いのが理由です。

後始末が面倒くさい、料理中に油跳ねて火傷するのが怖い、暑い、などというのが主だった理由のようです。

かくいう私の妻も似たような考えの持ち主であったため、家で揚げ物が出ないというのは数年前までは当たり前のこと。

そもそも私が料理をするようになって、アドバイスをもらっていたのが、その妻ですから、私の料理のレパートリーにも揚げ物の文字はありませんでした。

ところがある日、テレビで料理番組を見ていたところ、その日の料理はカレーでした。といっても作っていたのは、ごく普通のカレー。

しかし、その仕上げにカレーのに乗せられたのが、ナスやピーマンなどの野菜の素揚げ。これが実に美味しそうに見え、しかも、料理の先生は、非常に簡単にサッと野菜を揚げていました。

これだっ、と思って、翌日揚げ物を嫌がる妻を説得し、ナスとピーマンの素揚げに挑戦。

最初に揚がったのは温度が低かったせいか、ベッチョリしてしまったものの、2~3回目からは見た目も美しく、鮮やかな色に揚げることができました。醤油をちょっと垂らして食べた野菜の素揚げは、ビールのおつまみとして最高でした。

この最初の素揚げをきっかけに、フライやカツ、天ぷらなどに挑戦、お蔭さまで、今では揚げ物のレパートリーも増えました。

用意するのは、揚げ鍋とポット、固めるテンプルの3点だけ、
揚げるときは、とにかく水を切ること。

野菜の素揚げに始まった揚げ物作り。妻に頼んで用意してもらった揚げ物用の調理道具は、
・揚げ鍋
・油ポット
・固めるテンプル
揚げ物を敬遠されている方の中には、道具を揃えたり、後片付けが面倒だと思っている方も多いようです。ところが、この3つさえあれば、揃える道具として充分。

油を揚げ鍋に入れて調理をし、使った油が次回も使えるようであれば、油用のポットに保存。

色も黒ずんでこれで終わりという状態であれば、油が熱いうちに固めるテンプルを投入して混ぜて放っておきます。翌朝固まったものを燃えるごみとして、ポイと捨てればよい。

後は、ガステーブルに脂が跳ねていれば、それを拭いて終了。難しいことはありません。

揚げるときの注意は、水分に気をつけること。

とにかく、揚げる前にはよく水を切る、水を拭く。天ぷらやフライなど衣のあるようなものでも、水分がしっかりと切れているかを確認。これさえ怠らなければ、揚げている途中に跳ねることはありません。

揚げ物ができると料理のレパートリーが想像以上に広がります。

野菜の素揚げをきっかけに、その後は、唐揚げ、とんかつ、チキンカツ、天ぷら、ポテトフライ、揚げ出し豆腐など、和洋中を問わず、あらゆる揚げ物にトライしています。

揚げ物をするようになって感じたこと言えば、なんと言っても料理のレパートリーが想像以上に増えたことです。

我が家には高校生の子供がいますから、普段の食事のおかずとしてはもちろん、お弁当のおかずとしても喜ばれます。また、来客時の料理の一品としても重宝します。

さらに、自分で揚げ物が作れるようになると、そのコストの低さにびっくりするほどです。材料費を計算すると、スーパーの惣菜売場で買うとんかつや唐揚げとの価格の違いにビックリするほどです。

普段から揚げ物をしている方にとっては何てことはない話ですが、周囲の話を聞いていると、家では揚げ物をしない、揚げ物が出ない、という家庭が想像以上に多かったので、揚げ物のススメ、ということで綴ってみました。

当時、40歳手前の料理素人男子である私ができた揚げ物、今やっていない方でも必ずできるようになるはずです。

・ダイエット開始10日目:74.5kg(-3.6kg)。

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