犬の病院代は高い?病気(すい炎)で4日通院してわかった犬の医療費。

犬を飼っている方は、愛犬貯金をしておくことをおススメします。

こんにちは、腹減りマスターです。

先日、我が家の愛犬ミニュチュアダックスが病気にかかりました。

病名は膵炎(すいえん)。

いつもは元気な愛犬ですが、ある日突然、朝からグッタリ。

おかしいと思い、慌てて動物病院に連れて行ったら、膵臓に炎症が起きていると診断されました。

おかげさまで、獣医さんの適切な処置により、徐々に快方に向かっており普段の姿に戻りつつあります。

そのこと自体は、私も含め家族も喜んでいます。もちろん、お世話になった獣医さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

ですが、この4日で感じたのが、犬の病院代が意外と掛ること。

そこで今回は、我が家の愛犬の場合、病院代にいくら掛ったのか。加えて、一般的に犬の病院代がどういうものなのかを記事にしてみました。

犬の病院代が気になる方の参考になれば幸いです。

通院4日間で、我が家の犬の病院代は合計40,000円。

我が家の犬の病院代の明細。

まず、発症から4日が過ぎた現在までの病院での処置を振り返ってみましょう。

初日は、診察した後、抗生物質などを点滴投与してから帰宅。

2日目は、正式に膵炎との診断がくだります。

血液検査をした後、点滴で抗生物質などを投与。検査のためか半日入院扱い。夕方には帰宅。

3日目、4日目はいずれも診察して、抗生物質など点滴投与。4日目は薬も処方。

この後は3日後に来院の上、診察を受けるようにとの指示。

ここまでで動物病院に支払った総額は、4日間で合計40,000円ほど。

下記が初日から4日目までの病院代。
●初日 3,780円
※再診料、点滴、抗生物質

●2日目 27,810円
※半日入院、血液検査、レントゲン撮影、超音波検査、点滴、抗生物質、再診料

●3日目 5,724円
※点滴、抗生物質、内用薬など

●4日目 2,592円
※内用薬5日分

もちろん、愛犬がみるみる元気になりつつあるわけで、不満は一切なく、かえってありがたいと思っています。

ただ少し感じたのが、病院代って意外と掛かるんだなということ。

というのも、これまで我が家の犬は、幸いなことに病気や怪我の経験がほとんどありません。

動物病院にお世話になったのも、狂犬病の予防接種や爪切りなど必要最低限のときだけ。病気らしい病気は初めてです。

そのため、犬の病院代を気にしたことすらありませんでした。

言い換えれば、私に犬の病院代に関する知識や相場観がなかった。病院代が高く感じてしまったのは、おそらくそれが理由です。

そこで気になったのは、今後のこと。

もしまた愛犬が病気や怪我をした場合に、一体どの位の費用が掛かるのか。ちょっと調べてみました。

診療明細から見る犬の病院代の主な項目。

実際に動物病院で診察を受けた後に明細を見ると、次のような項目がずらりと並びます。

・初診料
・診察料
・検査代
・処置費
・薬代
・手術費
・麻酔費
・入院費

どれも文字を見れば意味が分かるものばかりですが、色々と費用が加算されます。

特に高額になるのが、手術費と入院費。検査もMRIなど高度なものになると費用はそれなりに掛かります。

モデル:小型犬が椎間板ヘルニアにより手術した場合。

では、実際にどの位の金額になるのか。モデルケースを調べたら下記のような事例がありました。

3歳のミニチュアダックスが椎間板ヘルニア手術を受けた際に要した費用です。

●対象、治療内容
・品種 ミニチュア・ダックスフンド
・年齢 3歳
・内容 手術1回、入院6日

●診療明細書
・診察 1,500円
・入院 20,400円(5泊6日)
・検査 39,700円
・MRI 89,000円
・全身麻酔 15,000円
・手術 127,300円
・点滴 12,200円
・処置 7,100円
・注射 23,000円
・お薬 2,450円
合計金額 337,650円

※アイペット損害保険株式会社WEBサイトより引用

参考:犬の手術・通院費用はどれくらいかかる?(アイペット損害保険株式会社)

今回の我が家の犬の場合には、手術も入院もしませんでした。

そのため4万円程度で済んでいますが、上の例の場合はなんと30万超え。

万一、足を2本骨折したとなると、50万以上掛かってしまう場合もあるようで、やはり医療費は高額になりがちです。

犬の病院代が高いと思ってしまう理由は保険制度。

冷静に考えると、医療行為や治療行為は専門性が高く、高額であることが当たり前です。

それを理解しつつも、高いというイメージを拭えないのは、医療保険制度がないことが理由です。

人間の場合も、医療費や治療費、病院代は高額になります。

ところが、人間の場合には国民健康保険を始めとする医療保険制度があります。

それを使うことで、実際に支払う金額は一部で済んでいるわけです。

一方で、犬など動物の場合はすべて自由診療。任意加入のペット保険を除いては、保険制度がありません。

当然、掛かった費用の全額が請求されることになります。

このギャップにより、人間が病院に掛かるよりも高く感じてしまうことになります。

診察費用は動物病院ごとに異なる点は注意が必要。

動物病院を利用する際に、知っておいた方がよいことが一つあります。

それは、同じ治療行為でも病院によって費用がマチマチであること。ピンからキリまであることです。

ですので、最初の診察後に、今後の治療内容だけではなく、どれ位の費用が掛るのかは確認するべきです。

というのも、動物病院はすべて自由診療。その病院が自由に治療内容や費用を決めることができます。

もちろん相場はありますが、それでも病院によってかなり差があることがあります。

日本獣医師会から、犬・猫の診療料金実態調査という資料も発表されていることからも分かるように、各動物病院それぞれで診療価格が異なります。

参考:家庭飼育動物(犬・猫)の診療料金実態調査及び飼育者意識調査(日本獣医師会)

一方で、人間の場合には一般的な病気や怪我であれば、治療の内容と費用が予め決められています。

つまり、全国どこの病院でも同じ病気であれば、治療内容や費用も同じになります。

この点が、動物病院と人間の病院が大きく異なる点です。

掛りつけで普段から信頼している動物病院であれば、おまかせもよいでしょう。

そうでない場合には、飼い主としては治療内容だけではなく、掛る費用も聞いておくべきです。

もし納得できないようであれば、別の動物病院で診てもらうことも考えましょう。

愛犬の病気や怪我に備えて、準備は必要。

ご覧いただいてきたように、犬の病気や怪我の治療には思った以上に費用が掛かります。

また、それ以外にも狂犬病予防やワクチンの接種。場合によっては、避妊の処置をする必要が出てくるかもしれません。

そう考えると、余裕のある方は別として、普段から何かしら準備をしておくことが必要になります。

我が家では、今回の病気を機に愛犬貯金を始めました。

愛犬貯金をしておくこと。

これは文字通り、愛犬のために毎月少しずつ貯金すること。

我が家は今回の愛犬の病気をきっかけに、直ぐにこの愛犬貯金を始めました。

金額的には微々たるもので、いざというときに足りないかもしれません。ですが、飼い主として心に余裕ができるようになります。

ペット保険に加入する。

また、もう一つの方法はペット保険に加入しておくことです。

毎月、一定の金額を保険として掛けておくタイプの、ペット用医療保険。

参考:犬保険の選び方(アイペット損害保険)

加入していれば、怪我や病気をしたときに、治療費が最大で90%が戻ってくるというもの。

人間の保険と同じです。

ペット保険についてはネットでも簡単に加入できるのもあり、こういった保険を貯金代わりに利用するの方法の一つです。

ただし、病気や怪我の種類やその原因により、保険金が貰えなかったり、減額される場合もあるようです。

こんなはずじゃなかったとならないように、ペット保険はとことん調べてから加入しましょう。

ちなみに我が家は愛犬の年齢がすでに14歳。加入できる年齢を過ぎており、ペット保険の利用はできません。

加入に際し、年齢制限などもあるようです。

ペット保険については、私が実際に利用していないので、おすすめするわけではありません。

こういう制度を利用するのも一つの手だということです。

まとめ。

いかがでしたでしょうか。

我が家の愛犬が膵炎(すいえん)にかかったことで、突きつけられたペットの医療費、病院代の現実。

幸いにも、これまでは怪我や病気もなく、動物病院にお世話になることがありませんでした。

ですが、今回掛かった病院代や今後のために調べてみたところ、犬の病院代は意外と掛かります。

愛する犬だけに、きちんと面倒を見てあげたい。そのためには多少の準備が必要なことを痛感させられました。

犬の病院代が気になる方に、少しでも参考になれば幸いです。

では、またお会いしましょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です